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コラム

地域家電リユースシステムを作りたい

どーも店長です🌟今日はちょっと妄想のお話。

いきなりタイトルに書いてしまいましたが、『地域家電リユースシステム』なるものを作りたいと思っています。

企画のきっかけ

先日ブログにも少し書いたのですが、社会福祉協議会に車椅子を寄付しに行った際に、家電について欲しい人に届けるようなことをやっているのを知りました。たまたま欲しいという要望と、引っ越し屋さんが引き取ったものがマッチしたみたいなのですが、そんなこともやっているんだなぁと思いました。
そこで、我々が日常的に処分してしまっている「まだまだ使える」綺麗な家電を、本当に困っている生活困窮者に届けられないかと思ったことがきっかけになります。
「売ればいいじゃん」という声が聞こえてきそうですが、保管や売るための手間や時間を考えると処分(素材としてのリサイクル)してしまった方が効率がいい(時間コストも考えて)と思って現状できていないわけです。売るための時間や労力を考えるなら地域で少しでも役に立つことをした方がいいので、今回の企画になりました。

地域家電リユースシステムってなに?

はい、店長が勝手に名付けたので明確な定義は曖昧ですが、『家電が不要な人と必要な人をマッチングさせ、運搬・保管・引き渡しを可能な限り労力をかけずに行うシステム』とでも定義しておこうかと思います。

引取時の運搬コスト(物理的な車両代、燃料代、人件費)、保管コスト、引き渡しの運搬コストなどを最適化するために、もしかしたら公共の力を使うことができたり、ボランティアさんに稼働していただいたり、NPOさんに外注することができる可能性があるなど、妄想できることは色々あります。
また、マッチングについてもどのような方法でやるべきなのか、考えなければならないことはそれなりに出てきます。

現状の取り組み

自社で細々と需要と供給がマッチングしたら家電を届ける・・みたいな感じでやっていけばいいのかなと思いつつも、それなりに市内に必要な人は存在するのではないかと思います。もしそうなのであれば、ちょっと需要が増えた時でも耐えられるような仕組みを作っておきたいなぁと思います。

我々も単純に『もったいない』と思って妄想し始めたので、あまり多くの時間を使うつもりはありませんが、なんとなく上手くできそうなので以下のことから始めました。

1、地域包括センターに連絡

この企画の根幹は困っている人の要望をいかに吸い上げ、そこに物資を供給するかだと思います。「家電の購入をためらう」人とのマッチングを実現しないことには、本企画が進まないわけです。
そこで、必要そうな人がいないかどうかのヒアリングを行ったところ、以下回答がありました。

1、無償でもらえるなら貰いたい人がいる(買い替えができずに不衛生なものを使用している場合がある)
2、清潔なふとんや衣類もできれば必要

今回『家電』に限った話をしているので、2つ目の回答については上手く話が進んだ時に考えたいと思います。
現状、我々が支援を届けたい『生産世代』も含めた困っている人(地域包括さんのみだと基本65歳以上になるとのこと)という希望を含めると、フードバンクさんに支援を求めている人が1番相性がいいのではないかとのことでした。(フードバンクさんの場合、年齢問わず需要があるそう)

2、社会福祉協議会(以下、社協さん)に連絡

本件のきっかけになった社協さんに、この仕組みづくりについてヒアリングを行いました。場所や保管に関するアイディア、クローズドで本当に必要としている人に認知を広げていく方法、人件費をかけずに取り組む方法などです。
まずはテストケースを作るところから始めてみるのがいいかなと思います。アイディアやもし実現する際の要望などについて聞いてもらえる体制を作りました。

窓口がめちゃくちゃいつも対応(聞いてくれる体制)が素晴らしくて嬉しくなります。

3、フードバンクTAMAさんに連絡

ここまでのヒアリングから1番マッチングしそうなフードバンクTAMAさんに支援を求めてくる方に対する需要の調査をお願いしました。我々が想定していたいわゆる「購入をためらう」というレベルではなく、難民で日本に避難してきている『何もない』状態の人がいるということでした。エアコンがない状態の団地に入居し、日本語もわからないので支援の求め方もよくわからない・・そういった声が実際にあるということでした。

まずは「必要で欲しい」かどうかだけでもヒアリングしていただくことから始め、テストケースを繰り返し、負担やコストの問題をクリアできるようにチャレンジしていくところからスタートできればという流れになりました。

この企画の課題と対策について

※直近は自社リソースで行いつつも需要が増えた場合の課題について考えます。

1、保管場所の問題
→民間で賃貸・空き家の活用・公的機関の場所を間借りなど

2、受付方法の問題
→Googleフォームで受付を行う(仮)。包括さん、社協さんの担当者がついている場合は、担当者の名前を入力することで優先対応する。フォームで入力できないくらい支援が必要な方は、公共の人の手を借りて入力していただく手間が発生する可能性あり。→できるだけ手間をかけさせたくないので方法を考える。

→需要がマッチした時の連絡方法も必要。どこまで管理の負担を減らせるかを考える。

3、不公平に関する問題
→ Googleフォームのタイムスタンプ機能で、需要と供給がマッチした順番で対応する。1人でたくさん申し込む人が出てきた時などにどのようにするか・・スタートしながら考える◎

4、本当に困っている人じゃない人が申し込んでくる場合の対応
→ 見極めの基準をやりながら決めていく。

5、運搬設置・処分に関する人員の問題
→ ボランティアで対応が可能な場合・人件費が発生する場合、捌く件数が増えると人件費を捻出できるような仕組みを整える。ある程度責任が発生するならバイトの人の人件費が回収できるくらいには調整していく。ものすごく汚かったりボロボロなものを供給するつもりはないので、多少の清掃やメンテナンスが必ず発生する。継続していくために人・車・カネ・モノが回るように最適化していく。

また、処分については小型家電はご自宅で小型家電の回収日に出していただくように調整し、家電リサイクル法の対象商品(テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機)については適正な金額での回収に努める。

現在妄想している地域家電リユース対象商品について

製造から5年未満の生活必需家電を対象にしたい(順不同)
1、冷蔵庫
2、洗濯機
3、電子レンジ
4、掃除機
5、テレビ
6、冷暖房器具(ガス・灯油除く)
7、電子ケトル
8、照明器具
9、ドライヤー

この企画のポイントとしては『生活必需品』の供給を目指しているため、家電リサイクル法によって処分方法が定められているテレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機について取り扱うという方針が、近隣ではあまりない内容になる。というのは、在庫したけど欲しい人とマッチしなかった場合に、処分費用を在庫を引き受けた人が負担しなければならないからです。

製造から5年未満であれば、もし在庫過多になった時もネットの力を駆使して無償で引取り手を探せることができるという設定です。

この記事を読んだ日野市の方へ

もしこの取り組みにちょっとでも関心を持っていただけたら、上記のリユース家電対象商品が発生したときにお知らせいただけると嬉しいです。引っ越しや、同棲する際、施設への入所、施設からの退所、家電を手放すタイミングはいくらかあると思います。対象が5年未満というのがややハードルがあるかもしれませんが、テストケースを作っていきたいと思いますので、ぜひお知らせください。日野市内であれば引取り費用も負担なく伺います。

まとめ

この話を思いついてから1週間くらいですが、さっそく製造から5年未満の冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・加湿器を回収しました。(少し汚れているのでクリーニングが必要です)
まずは1件、テストケースを作ること。これが妄想の実現への最短コースだと思いますので、一旦マッチングするまで連絡した先からのお知らせを待ってみたいと思います。

そしてこういった話を聞いていただける体制が『日野サンタマラソン』を通じて築くことができたのかなと思います。フードバンクTAMAさんとのお付き合いは、社協さんを通じて2年前から収益金の寄付を行っていました。包括支援センターは『ほどくぼんおどり』での活動を通じて所長さんと知り合えたことで気軽に連絡ができる体制が作れています。今後も、社会インフラであるソーシャルワーカーと呼ばれる人たちとの連携を図り、事業の傍ら少しでも世の中の役に立つ仕組みを作っていけたらと思います。

馬場 保孝

東京日野市の便利屋さんです。お気軽にご相談ください。 便利屋さん業務のほかにイベント / 音響 / ホームページ制作 の仕事など幅広く対応しています。

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