どーも店長です🌟
昨年は一戸建て空き家丸ごとの整理(片付け)が3件、事務所丸ごとの残置物の撤去が1件、アパート・マンションの整理が4件と、いわゆる空き家・空きテナントの処分に関するご依頼が急増した1年でした。また、その他にも年間を通じての空き家管理のご依頼があったり、除草や伐採も色々ありました。空き家(特にご実家)に関する悩みをお持ちの方が潜在的に多くいるという状況が見えてきました。
『空き家』だけを専門サービスとしている会社は現在日野市にはなく(店長調べ)、これはすぐにでもスタートすべき状況であると感じたため、ゆくゆくは専門サービスとできるようにお勉強を開始しました。
その過程で2月21-22日で行われた「空き家相談士」という資格の講座に参加し、無事に試験を通過しました。
いやいや、そんな民間資格取っても意味ないでしょ!?という気持ちは私にもありましたが笑、今回はなぜ民間資格である『空き家相談士』という資格を取得したかについて書いていきたいと思います。
『空き家相談士』とは・・国家資格になるって本当?
一般社団法人 全国空き家相談士協会という団体が運営・管理する民間資格で、空き家の利用・活用・管理及び除却に関し、必要な知識の普及、調査研究、対策事業の推進を行い、空き家問題の解決に努めています。
空き家問題に取り組むためには、自宅の片付け整理・管理・相続・住み続ける・売却などやらなければならないことと、選択しなければならないことが多岐に渡り、弁護士さん・司法書士さん・不動産屋さんなどそれぞれが連携をしていく必要があります。
まだ国家資格とはなっていないため、独占業務があるかというと何もありませんが、ゆくゆくは国家資格にすべく政治方面も含めてさまざまなアプローチを取っている旨のお知らせがありました。
講習を受けてみての感想としては、より深掘りして勉強していく必要がありますが、空き家に関する知識が法律面、税務面、相続面、空き家管理についてなど体系的に学べたのが良かったなと思います。今後それぞれについて少しずつ掘っていきたいと思います。
空き家相談士の難易度
難易度については、2日間の講習後に行われる試験の合否で判定されます。宅建士の方であれば比較的かんたんなのではないかと思いますが、不動産を取り巻く歴史の問題があったりと、実務とは少し離れた内容があるためしっかり受講しておかないと他の資格を持った方でもやや難しく感じると思います。
私の方は受講中に仕事の電話がかかってきて聞き漏らしたりしていたことがあったり、宅建の勉強を始めてなければ言葉の意味などが上手く頭に入ってこなかったかなと思ったりする部分もあったので、受講すればすぐに受かる・・という訳でもないと思います。予備知識と真剣に講義を聞かなければなのかなと思います。
試験は全部で60問、オンライン受講のため試験は講習終了後すぐに郵送されてきます。金曜・土曜で受講し月曜日に試験問題が届くくらいのスケジュールでした。また平日に試験をやる余裕がないなと気楽に週末まで開封していなかったら『到着後2日以内に要返送』と記載されていて焦りました笑。しかし週末に問題を解いて郵送したところ合格通知が届きましたので問題なかったと思います。
資格取得によるお客さまのメリット
まずは『空き家』に関する相談できる窓口となって相談を受け、さまざまな専門家と連携し、空き家問題の解決に向けて動くプロジェクトのHUBとなる存在であると思います。
我々はそんな中で、
1、入り口として相談を受けること
2、空き家の管理(除草・見回り等)に関すること
3、家財の処分に関すること
4、相続に関すること
5、住宅の売却に関すること
これらの相談をワンストップで対応します。
実際のところ、資格取得をしたからいきなり何でもできるというわけではなく、これまでのベースでやってきたことを専門サービスとして提案するようになったという感じです。
『空き家相談』に関する今後の展開
『士業の方への依頼が怖い』『自分で相談することも大変』『片付けができない』『何から手をつけたらいいかわからない』という時に、我々の元にまず「聞いてみよう」という連絡をいただくことがあります。
これまでもそんなご連絡をいただいて対応してきましたが、もう少し空き家に対する広い見識や情報と、友人・知人の事業者との連携でご相談してくださった方々への対応をしてまいりたいと思います。
今後、町の便利屋さんファミリー日野店としてのイメージとしては、『空き家』に関するサービスを別の屋号にて専門サービスとしてリリースしていこうと思います。現時点では外部に任せる売買についての仲介も、今後は自社で賄うことができるようにしていきたいと思います。
さて、そんな3月は『空き家』に関するサービスをどんなイメージでどのように伝えていくかについて、少し深掘りしていき事業化に向けてデザインやページを作成していこうと思います。
コメント