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コラム

遠方の実家、どう片付ける?離れて暮らす子どもができる5つのこと

実家が空き家になったけれど、今住んでいる場所から遠くてなかなか片付けに行けない…。

「何から始めたらいいのかわからない」
「兄弟とも調整がつかず、動けないまま何年も経ってしまった」
そんな声をよくいただきます。この記事では、『遠方に住みながらでも無理なく進められる“実家の片付け5つのステップ”』をご紹介します。

目次

ステップ①|まずは「片付けの目的」を明確にする

まずは「片付けの目的」を明確にしましょう。なぜなら目的が定まっていなければ、つまづいた時に前に進みにくくなってしまいます。動機が強ければ強いほど、力強くお片付けを勧められることでしょう。これらは遠方に住んでいても電話やLINEでも進められます。

「何のために片付けるのか」を家族で確認(例:売却?管理?空き家対策?)

①実家を片付けて売却することで『現金が手に入る』
②実家を片付けて賃貸に出すことで、『賃貸収入が手に入る』
③まだ家族の中で決めきれないので暫定措置として空き家対策を行うために実家を片付ける

など、ポジティブな目的や動機付けを行うことで『みんなで片付ける』という方針がブレにくくなります。

目的がブレると、兄弟間のトラブルや判断の迷いに

目的が決まらないまま実家の片付けを進め始めると、思わぬ大変さに投げ出したくなる時が出てくるでしょう。そんな時、『一緒に片付けてくれない』『途中で止めようと言い出す』など、意見が合わなくなったり、喧嘩になってしまったりとトラブルになってしまうケースも少なくありません。

なので、最初に売却・賃貸管理・空き家管理などしっかりとした目的を決めておくことをオススメいたします。

目的を共有するだけでスムーズに動きやすくなる

一緒に作業する家族や兄弟などと『片付ける』というゴールに向かって共通の意識を持って目的を共有することで、今自分にできることや、もっとこうした方が早く進むなどという建設的な話になっていきます。お互いに気持ちよく片付けを進めるためにも、目的を共有していきましょう。目的を決めたり共有することは、近くに住んでいなくてもできることですよね。

ステップ②|現地の状況を“可視化”する

片付けを始める前に、現在の家の状態を把握

片付けを始める前に、まずは現状を把握することが大切です。現状を把握することで、以下のような選択肢が出てきます。
①自分たちでどうにかなりそうか
②一部を自分たちでやり、一部を業者に委託
③全て業者さんに丸投げ

また、場合によっては『片付けない』で、現状のまま空き家管理という選択肢になることもあるでしょう。まずは、現在の家の外観や部屋の中がどうなっているのかを把握しましょう。

訪問が難しい場合は「親族」「ご近所」「業者」に確認してもらう

現状を把握したいのに訪問できないことってありますよね。近所付き合いが良好の方の場合は鍵を預けたりしているケースもあって、近隣の方に把握してもらっているケースもあります。しかし、このご時世なのでなかなか近所の人に頼むのも気が引けます。

近くの業者さんに確認してもらうのが割と現実的ではないかなと思います。業者さんも売り上げになる目処が立つ可能性があるなら初回は無料で見に行ってくれると思います。(当店でも初回は無料で見にいきます)
なかなか家の中までは入れないので外観のみになってしまうと思いますが、外観だけでも状況を把握できるといいでしょう。

写真や動画を残すと家族間での共有にも役立つ

ご自身で訪問できた時、業者さんや隣人の方に見に行ってもらった時、今の実家がどうなっているのかを写真や動画で残して共有できるといいでしょう。話で聞くよりも目で見る方が多くの情報を得られることがあります。撮影できる時や撮影を依頼できる時は積極的にお願いしてみましょう。

ステップ③|「残す物」と「処分する物」のリストアップ

貴重品・思い出の品・必要書類を優先的に洗い出す

不動産登記の書類、銀行の預金通帳、思い出の品や換金性の高い貴金属など絶対に残したいものをリストアップしておくといいでしょう。もし現地に行ける機会があれば、業者さんに発注する前の段階で、必ず本人たちが大切にしているものをまとめて持ち帰るようにしましょう。他に家族がいる場合などは、自分の判断だけで行わず、家族と相談しながら進められるとベターです。

「これは捨てない」と決めると、他の判断がしやすくなる

『これは捨てない』と決められると、基本的に残ったものは全て処分の対象となります。もし業者さんに発注するとしたら恐らくこの段階で声をかける方がほとんどです。まずは捨てないものをピックアップすることから始められるといいと思います。

LINEなどで兄弟と画像を共有しながら決めるのも有効

「それは捨てないで欲しかった!」
せっかく片付けを進めてるのにこんなことを言われてしまうとやる気を失ってしまいますよね。片付けを進める人も、進めてもらう家族も相手に最大限の配慮をしましょう。
そのためにも、情報を共有することがとても重要です。LINEで画像や動画を共有しながら大事そうなものを判断してもらいながら作業を進めるのも有効です。とはいえ、自分たちが使っていた子供部屋だけでも荷物がかなり多くある場合があります。可能な限り兄弟など他の家族も捨てられたくない物がある人は、現地に足を運んで必要なものを仕分ける作業をお願いしてみましょう。

ステップ④|信頼できる地元業者を探す・相談する

自分たちが捨てられたくない物を仕分けたり持ち帰るところまでできれば、あとは信頼できる業者との出会いができれば安心して作業が進みます。信頼できる地元の業者さんに相談するためのステップを解説していきます。

遠方からでも頼れる業者のチェックポイント
 例:写真レポート対応・立ち会い不要OK・相談しやすさ

遠方から業者さんに依頼をする際には、気軽に連絡を取れるかどうかはとても重要なポイントです。特に写真などデータのやり取りをスムーズに行えることが必要なので、LINEで連絡が取れるかは発注する側のストレスを抑えるためにも検討してもいいかもしれません。

また、立ち会いができなくてもLINEや電話で通話しながら認識を合わせようとしてくれたり、遠方で現地になかなか来られない状況を察して対応しようとしてくれるかなど、最初は電話で聞いてみるのがいいと思います。

「地元に詳しいか?」も大切(行政手続きやごみ出しのルール)

実家の家財道具の処分だけならいいかもしれませんが、1日で終わらないケースもたくさんあります。そういった場合には作業中に近所の方から声をかけられることも多々あります。(長く空き家になっている場合は声をかけられないことはありません)
そういった際に、やはり地元の業者さんの方が安心感が高いです。地元の業者さんはゴミ出しのルールや行政まわりにも精通していますので、わからないことがあればどんどん質問してみましょう。

逆に隣接市町村よりも遠い場合、都道府県単位で遠方からやってくる業者さんには注意が必要です。

悪徳業者に注意。見積もりの内容・料金体系を確認

本人が見積もり金額に納得ができれば全く問題ありませんが、最初に提示された金額で注文したのに後から不釣り合いな追加請求をされた・・ということがあったら納得できませんよね。

見積もりの内容や料金体系などについても確認しましょう。業者さんの多くは体積で見積もりを出すことが多いですが、作業を始めてみないとわからない不確定要素もたくさんあることも事実です。特に物量がとっても多い場合は作業スペースが取れなかったり、想像よりも押入れが深くて荷物が多かったり、見えないところに産廃物(コンクリートや消火器など)が出てきたりする場合があります。

基本的には業者さんも後から追加で請求するのはプロとして心苦しいので、多少の不確定要素を考慮して余裕を持って見積もりをする場合があります。この不確定要素に対する余裕やリスクをどの程度に設定するかは業者さんの間でけっこうバラつきもありますので、細かい見積もりも必要かもしれませんが『総額でいくらに収まるか』という視点で確認するといいでしょう。

遠方の業者さんの不満をぶつけようにも物理的な距離でその不満は届きません。ましてや会社や事務所の住所が記載されていない業者はもっての外です。
近くの業者さんは近くで商売をしているのでお客さんの1つの不満が命取りで1件1件の作業を真剣に行なっています。なるべく近くで連絡の取りやすい業者さんを探すことをお勧めしています。

ステップ⑤|片付け後の“その後”も考えておく

管理を続ける?売却する?解体する?

片付けの後についても考えておきましょう。管理を続けるにしても、売却を進めるにしても、解体して更地にするにしても、地元の業者間で連携が取れたり幅広く対応してくれる業者さんの方が、わからないことが発生した時に聞きやすいですよね。

『実家の片付け』をきっかけに、その後の管理や売却などについても検討していきましょう。

空き家のまま放置すると、防犯・固定資産税などのリスクも

空き家のまま放置してしまうとさまざまなデメリットが発生します。
①毎年固定資産税がかかる
②放火されるリスクがある
③動物などの棲家になってしまう場合がある
④草が伸びて隣家に迷惑をかけ、除草作業が必要になる
⑤管理不全空き家に指定されると固定資産税が最大6倍まで増える場合がある

といったリスクや費用面の負担が発生します。なるべくなら、早めに実家を片付けて、ご家族の方が住まないのであれば、早めに賃貸に出したり売却するなど処分方法を検討するといいでしょう。

専門家(空き家相談士・不動産・司法書士)に早めに相談を

町の便利屋さんファミリー日野店では、空き家相談士の資格を保有し、不動産会社・司法書士・などさまざまな士業との連携があります。空き家の管理やお片付けだけでなく売却や相続の相談もまとめて調整することができますので、お気軽にご相談ください。

まとめ|遠方にいても、できることはたくさんあります

遠方に住んでいても、実家の整理は諦めなくて大丈夫です。当店でもアメリカ在住の方のご実家の整理を行ったりしています。毎月見回りと風通しを行い、LINEで郵便物の画像を送ってチェックしてもらっています。
年に1度の除草作業と合わせて実家の不用品の整理まで行いました。

年に1度の帰国時に食事をしながら報告・次年度の依頼などを受けたりしています。お互いLINEで連絡を気軽に取れるのでストレスなく売却に向けて進められているのかなと思います。

といった感じで、気軽に連絡できる体制が取れると、ほとんど現地に足を運ぶ必要はありません。必要に応じて画像の送付を行ったりして作業の進捗を確認することができます。
まずは片付けの目的も決めて、家族に相談をしてから、できることを少しずつ進めていきましょう。
ちょっとでも相談してみようかなと思った場合は、お気軽にお知らせください。

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馬場 保孝

東京日野市の便利屋さんです。お気軽にご相談ください。 便利屋さん業務のほかにイベント / 音響 / ホームページ制作 の仕事など幅広く対応しています。

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