どーも店長です🌟
ちょこちょこ自分の事業を振り返るようにしていますが、まもなく3年と5ヶ月が経とうとしているので(全然キリがいいわけではありませんが)最近はどんなことを考えているかというのを書いてみたいと思います。最初に結論ですが、今回は『高齢者等終身サポート事業』というサービスの導入をしていこうと思っています。
目次
1、便利屋さんオープンから3年5ヶ月、次のステージへ
最近は便利屋さんの業務にもかなり慣れ(というか10年くらいやってる雰囲気を出し)、概ね全体についての把握と学び、『やる・やらないの判断』などが整ったと言っていい状態になりました。なので昨年から次にサービスを増やすとしたらどんなことだろうと毎日のように考え、情報収集をしていました。
ちょっと前までは『空き家』に関する総合的なサービスをしていこうと考え、『空き家相談士』のお勉強をしてみたり、『ヤモリ』というサービスに加入して色々情報を収集してみたり、宅建の勉強をしてみたり(現在停止中)、いろんな角度から当たってみました。
結論から言うと、『空き家』の管理やお片付け、売却に至るまでのニーズは一定あるものの、需要が便利屋さんほど多くはない・・ので、一旦ステイ。便利屋さんを行いながらやる分にはもちろん悪くないけれど、近場の需要だけだと少し需要が足りないというのがリサーチ結果です。そこで、より需要が今後も増え続け、社会的にも意味がある事業として『高齢者等終身サポート事業』と出会うこととなりました。
なぜ『空き家に関するサービス』の前にこちらに興味が湧いたかというと、普通に空き家の管理や売却の支援をしようとするよりも、空き家にこれからなるであろう『ご自宅』に早くアプローチができるのではと考えたからです。
2、『高齢者等終身サポート事業』とは

『高齢者等終身サポート事業』とは、
① 身元保証に関すること
② 死後の事務に関すること
③ 生活支援サービス
に分かれます(詳細は後述)。生活支援サービスは現在の便利屋さんでもしばしば行っている内容なのと、国が昨年定めた『高齢者等終身サポート事業』のガイドラインにおいては、すでに行っている事業者も多いためマストではないと記載されています。
つまり、①身元保証、②死後の事務に関することが主な内容になります。
この『高齢者等終身サポート事業』の楽なところだけをかなりの粗利で行っている事業者が多く、いわゆるちょっといかがわしい仕事になりつつあったため、2024年に国からガイドラインが出され、当該サービスを行う事業者が最低限守らなければならない(努力義務を含む)ことが取り決められ、申し込む本人もガイドラインが守られているかどうかをチェックできる『チェック表』までが付けられる状態になりました。
しかし、この『身元保証』業務と、『死後の事務』サービスだけではカバーしきれないサービスがたくさん発生することが想像できました。それらを細かく分解し、それぞれの専門家にそれぞれを頼めばできなくなかったり、中には専門家らしい人が不在の終活支援内容があったりなど、どのように解決するかわからない内容も多くありました。そういった内容にも対応すべく、今回は終活専門のコンサル会社と提携し、総合的に解決できる状態に向けて準備を進めています。では、これらの主な内容について触れたいと思います。
①身元保証サービスとは
身元保証サービスは簡単にお伝えすると、高齢者施設への入居や病院への入院時に、家族や身寄りがいない(主に単身)方を受け入れる施設側が求める保証人(通常は家族)を代行するサービスです。また、医療行為に対する判断を補助するような内容も発生するため、ご自身の身に何かがあった際の判断材料としてご依頼者さまと一緒にエンディングノートのような物を書いていただき共有しておくという内容が含まれることが多いです。
②死後の事務とは
死後の事務で1番に思い浮かぶのは、『お葬式』だと思います。まずお葬式の手配(喪主になったりすることもあるでしょう)や、友人知人への連絡、身柄の引き取り、死亡届の提出、公共サービス等の解約などなど様々あります。
中には飼っていたペットをどうするかや、相続についてなど専門的な内容も入ってきます。
③生活支援サービスとは
読んで字の如く、生活の支援をします。基本的には病院や施設に入院入居していることになるので、買い物や衣類の手配などがメインになると言われています。
といったような内容を『高齢者等終身サポート事業』と呼び、今後弊社も参入していこうと考えています。
3、『困りごとを予防する』という考え方

『空き家問題』に向かう前のサービスとして『高齢者等終身サポート事業』の導入調整を行っているところではありますが、最近は『便利屋さん』という立場で困りごとの解決をすること以上に、『困りごとを予防する』という考え方をすることにしています。
お客さまが気がついていない不安やニーズ、そしてこれからのことに目を向け、目の前の困りごとだけでなく将来の困りごとの予防を考えています。そのためにもこの『高齢者等終身サポート事業』は、我々にとって導入しなければならないサービスであることを確信しています。
4、まとめ
さて、今回はオープンから3年5ヶ月が経った便利屋さんについて少し振り返りつつ、今後導入予定のサービス『高齢者等終身サポート事業』について書いてみました。上でも書きましたが、お客さまが気がつかない不安やニーズをこれからどれだけ先回りして捉え、解決の一助となれるような取り組みに力を入れていきたいと思います。
最後になりますが、近隣のケアマネージャーさんや介護施設の方などがもし見ていたらお気軽にご連絡いただけましたら幸いです。(070-8996-6860 担当:馬場)
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