どーも店長です。
昨日は日野市商工会青年部主催の『認知症サポーター養成講座』に参加してきました。
日常生活で周りにご年配の方がいなければ、なかなか接することもないかとは思いますが、便利屋さんの仕事では認知症の方に出会うことがあります。
参加しようと思ったきっかけ / お客さまが認知症に
私がこの講座に参加しようと思ったきっかけは、所属する日野市商工会青年部から案内があったことともう1つあります。それは、何度もご依頼いただいていた常連のお客さまが突然認知症のような状態になってしまったからです。
足腰が悪くなってきて買い物の代行(特にタバコ)をお願いされていました(介護保険で来てくれるヘルパーさんは嗜好品のタバコは買ってきてくれないらしいです)。
ヘルパーさんになるべく頼らないようにしていた方で、週1回の訪問だったそうですが、半年くらい呼ばれない間に介護度が上がり週3回ヘルパーさんが来るようになっていました。
具体的なことは言えませんが、自宅の中で火災保険を使うような事故を起こしてしまったと半年ぶりに連絡がありました。現場に駆けつけると、認知症がずいぶん進行していたようで、すごく怒りっぽくなっていました。
自分が思うように動けない、思い出そうと思っていることが思い出せない、何をやろうとしているかすぐに忘れてしまう、考えていることができないなど、今までできていたことができなくなっていく感覚があったのでしょう、でもそれを受け入れることへの抵抗との間で不安やイライラ、ストレスなどの症状が現れていました。
その後さらに介護度が上がったようで、地域包括支援センターの方から連絡があり、担当が包括から変更になるという連絡を受けました。それ以来呼ばれることはありませんが、認知症の進行を間近で感じることができた事案でした。
認知症との付き合い方
認知症との付き合い方と言っても、当人・家族・第三者で付き合い方は変わります。
本人・家族の場合
本人の場合、私の年齢で言うと若年性認知症(65歳未満)になりますので、まずは自覚するところからです。まずは違和感があった時のことをメモして置いたり、認識できることを認識して早めの受診をすることだそうです。日野市には若年性認知症の支援をする『東京都多摩若年性認知症総合支援センター』があります。豊田駅のすぐ近くです。こちらは東京都に2つしかない機関で、それがなんと日野市にあります。
まずはこちらに相談するのが第一歩になるかと思います。
若年性認知症かどうかに関わらず病院を受診する場合は、神経内科がいいそうです。日野市の場合には各自治体に指定されている認知症外来がある『多摩平の森の病院』がいいそうです。
神経内科以外にも似たような受診科はあり、精神科などを受診すると『うつ病』と診断されることもあるそうです。そうすると何年もうつ病だと思っているうちに認知症は進行してしまい、対応に遅れが出てしまうことがあるとのことです。なのでまず認知症を疑った時には認知症外来がある病院から受診を検討した方がいいでしょう。
第三者の場合
第三者から認知症の方への対応は、あまり積極的に介入する機会はないかもしれませんが、以下の内容がポイントになるそうです。
1、まずは見守る
2、余裕をもって対応する
3、声をかける時はひとりで
複数で取り囲んでしまうと恐怖心をあおってしまうそうです
4、背後から声をかけない
驚いてしまうそうです
5、やさしい口調で
6、会話は本人のペースに合わせて
とのことです。
※冊子『認知症を学びみんなで考える』全国キャラバン・メイト連絡協議会より引用
まとめ
他にも色々ありましたが、今回は認知症サポーター養成講座に参加した旨のご報告と、参加するにあたったきっかけや、周りの方がどのように対応したらいいかなどを簡単に記録として残してみました。若い方でも『自分とは無縁のこと』と思わず、いざ自分が認知症なったらどのようにしたらいいか、そして周りの人が認知症になったらどうすれば良いのかについて知るためのきっかけになればと思います。ではまた
コメント